テープ起こしに必要な道具たち

トランスクライバー

トランスクライバーについては、ないよりもあった方がいいと思います。しかし、6万円前後と、決して安価ではないので、本当にプロとしてやっていく決心をしてから買うのでも遅くないと思います。

テープの音を聞いて起こしていくだけでしたら、たしかに手持ちの普通のカセットデッキでも可能です。単発でテープ起こしの仕事が舞い込んだという程度でしたら、カセットデッキで根性を出してやってみるというのでもいいと思います。

しかし、テープ起こしを本腰を入れて取り組むのであれば、普通のカセットデッキでは絶対に仕事になりません。6時間分も起こせばもとはとれますから、迷わずトランスクライバ−を購入されることをお勧めします。

毎日テープ起こしを生業として続けていくのであれば、まずできるだけ体力的な負担を減らす必要があります。足で操作するというだけで、指の負担をかなり軽減させることができます。また、音質の悪いテープや早口のテープなどが来た場合も、普通のカセットデッキではなかなか聞き取れませんが、トランスクライバーで音質を変えたり速度を変えてきくと、簡単に聞き取れることがあります。

私はSONYのBM-76という機種を使っています。
BMはビジネスマシンです。SONYはほかにもトランスクライバーを製造していますが、BMのうれしいところは、
テープの時間をデジタル表示してくれるところです。巻き戻ししようと、早送りしようと、どんなに速度を変えようと、しっかりと時間をはかっていてくれますので、起こした時間を秒単位で正確に記録することが可能です。

もう1つ、うれしいところは、録音機能がないということです。クライアントからお預かりした大切なテープを、誤って上書き録音して削除してしまうことが絶対にないのです。特に小さいお子さんのおられる方は、録音ボタンを押される心配がありませんので安心です。クライアントから預かったテープのつめを勝手に折るわけにもいきませんので、これから買う方はぜひ参考にしてください。価格は6万円前後で、どの機種もあまり変わりはないようです。