素起こしとは?

テープに録音された音声を忠実にそのまま文章化することを、「素起こし」といいます。ただ、話している言葉をそのまま文章にしたのでは、非常に読みにくくまとまりのない文章になってしまいますので、「え〜」「あの〜」「ん〜と」などの不要語は削ります。これを「ケバ取り」と呼んでいます。

私たちがかかわる部分は、録音されたテープを最初に文字化する段階です。素起こしされた文章は、そのまま記録として保存される場合もありますし、印刷物などに編集するために文章を整理し、要点をまとめる場合もあります。これがリライトという作業です。「修文」「整文」「1次リライト」「2次リライト」など、さまざまな呼び方があります。

これからテープ起こしに挑戦する場合は、まずこの素起こしをめざしましょう。リライトまでできるようになれば、単価もぐっと上がることは間違いありませんが、まずは正確に聞き取ることが大切です。実際の仕事では、在宅ワーカーには素起こしだけを発注し、その後のリライトは社内のスタッフで行なうケースが多いようです。私の場合を考えてみても、テープ起こしの依頼の90%は素起こしです。

素起こしといえども、あなどることなかれ。
正確に聞き取るのは難しいものです。
私もまだまだ、知らない言葉はとんちんかんな漢字をあてはめてしまって、クライアントの赤字が入ることがたくさんあります。